分類：産業一般／産業政策
	発展性・拡張性のある金融資本市場の構築 −産業構造審議会産業資金部会産業金融小委員会報告書−
	通商産業省産業政策局産業資金課　編 発行　1999年12月　A5判　200ページ 本体 2,400円（＋税）  送料 実費 ISBN4-8065-2618-5
欧米先進国では、ユーロ通貨統一等、グローバリゼーションが進む中、金融機関・事業法人ともに国境を越えた再編とリストラを繰り返しており、競争力を一層高めている状況にあり、我が国との格差は拡大する一方です。 我が国金融資本市場は解決しなくてはならない様々な課題を抱えておりますが、今後我が国金融資本市場に中長期的に求められる役割、我が国の経済構造の変化等を充分踏まえ、トータルとして効率的で、発展性・拡張性のある仕組みを構築することが重要です。 本書は、望ましい２１世紀の金融資本市場の姿について検討してきた産業構造審議会産業資金部会産業金融小委員会の報告書及び参考資料等を収録したものです。

産業構造審議会産業資金部会産業金融小委員会報告書

１．我が国経済と金融システムの現状

　　　１．金融ビッグバンの着実な進展

　　　２．金融不安の発生と緊急避難的な対応

　　　３．我が国の金融資本市場が抱えている構造的な問題

２．金融機能をより効率的に実現し、発展性・拡張性のある金融資本市場の構築

　　　１．金融資本市場における共通基盤である法制、税制の整備
　　　　（１）「金融サービス法」の制定
　　　　（２）金融所得税政の抜本的改革　

　　　２．情報化の流れを先取りするインフラの構築
　　　　（１）証券取引のシームレス化
　　　　（２）証券（ＣＰ）の電子的発行
　　　　（３）証券決済の一層の短縮化・効率化・安全性の向上
　　　　（４）既存の金融関連法制の情報化対策

　　　３．リスクマネーを円滑に供給するためのインフラ整備
　　　　（１）「市場型間接金融」の活用による新たな資金仲介チャネルの円滑化
　　　　（２）中小・ベンチャー企業の資金調達の円滑化
　　　　（３）資産流動化の促進
　　　　（４）社債市場の整備

　　　４．競争原理が適正かつ十分に働く「総参加型」金融資本市場の構築
　　　　（１）既存金融機関に求められる対応
　　　　（２）事業法人に求められる対応
　　　　（３）金融機関と事業法人を区別する諸制度等の是正

参考資料１

　　我が国金融資本市場の現状と課題
　　具体的な問題点と改革の方向
　　新しい金融サービス法制の姿
　　金融所得税制の改革と必要性
　　日本の金融資本市場のインフラ課題について
　　リスクマネーが提供される市場の環境整備
　　金融産業において予想される大改革
　　事業会社に求められる経営財務改革〜「ユーザー」から「プレーヤー」へ〜

参考資料２

　　１．我が国経済と金融システムの現状
　　２．金融機能をより効率的に実現し、発展性・拡張性のある金融資本市場の構築

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