分類：産業一般／産業政策
	時間とは　幸せとは　−自由時間政策ビジョン−
	余暇開発センター　編 通商産業省余暇開発室　監修 発行　1999年11月　A5判　270ページ 本体 2,800円（＋税）  送料 実費 ISBN4-8065-2619-3
自由時間の増加に対して、人々はそれをどのように享受しようとしているのでしょうか。 本書は、人の生涯の時間をその人に与えられた時間資源としてとらえ、その時間資源のうちの自由時間を幸せという人にとって最も望まれる目標に向けて、効果的に使っていくには、どのような選択を考えていったら良いのだろうか、各分野の専門家から意見を聴取しながら余暇開発センターがとりまとめたものです。 人が持つ生涯時間は有限であり、その使い方が大切であるということから、自らの時間の効果的な使い方を考えていく上での試みとして「自由時間政策ビジョン」を提案しています。

自由時間政策ビジョンの概要

第１部　自由時間政策ビジョン−豊かさから幸せへの道−

　はじめに−豊かさから幸せへの政策転換

　１．政策の背景
　　（１）日本を覆う閉塞感
　　（２）単線的ライフコースの限界
　　（３）知識社会化・情報化のインパクト
　　（４）ケア世界の到来
　　（５）コミュニティ・家族の変容

　２．政策の理念
　　（１）余暇政策からの転換
　　（２）基本的な考え方
　　（３）自由時間社会の将来像

　３．政策の指針
　　（１）自由時間政策の基本指針
　　（２）ライフコース・アプローチ

　４．政策メニュー
　　（１）各活動時間の自由時間化
　　（２）ライフコースの複線化・複合化
　　（３）自由時間ネットワークの創造

　５．自由時間政策の推進について
　　（１）政策の役割
　　（２）通商産業省における組織・体制の整備
　　（３）各関係機関の連携
　　（４）自由時間政策の立案・実行・評価・対策
　　（５）自由時間制度の評価・格付け

　６．自由時間政策への転換に対応した余暇開発センターのあり方
　　（１）基本的な役割
　　（２）余暇開発センター発展継承の方策づくり

　あとがき‐自由と幸せへの道


第２部　自由時間政策検討委員会資料

　１．経済社会環境の変化
　　（１）欧米との比較における日本の経済社会の変化の特徴　
　　（２）人口の少子高齢化の動き
　　（３）社会保障

　２．知識社会化の動向
　　（１）情報化の進展
　　（２）知識基盤型経済社会構造
　　（３）人的資本の重要性

　３．日本のシステムの展望
　　（１）日本型経済・雇用システム
　　（２）高齢者雇用の推移と課題
　　（３）自律的な働き方へ向けて
　　（４）マイクロビジネスの進展

　４．高まる女性とＮＰＯの役割
　　（１）女性の役割の変化
　　（２）ＮＰＯへの期待

　５．生活時間構造の変化
　　（１）労働時間の変化
　　（２）自由時間の新しい動き

　６．余暇政策の流れ
　　（１）余暇政策の時期区分
　　（２）余暇行政予算の推移
　　（３）余暇行政の総括

　７．自由時間ビジョンの参考理論
　　（１）成長理論の新潮流
　　（２）厚生経済学の新潮流
　　（３）参考ビジョン

　８．自由な時間の使い方に関する都市自治体アンケートの結果　

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