分類：産業一般／産業政策
	ＮＰＭによる自治体改革 −日本型ニュー・パブリック・マネジメントの展開−
	立命館大学教授　白川　一郎 （株）富士通総研経済研究所　編著 発行　2001年 7月　四六判　251ページ 本体 2,500円（＋税）  送料 実費 ISBN4-8065-2660-6
昨今の地方自治体財政は、その規模を問わず悪化の一途をたどっており、従来型の改革路線ではこの苦境を乗り切れないのではとの考えが政策関係者の間でも認識されているのではないかと考えられます。 本書は、こうした地方行財政の問題にメスを入れ、今日の日本における政策課題についても言及しました。また、諸外国の先進事例等を検討しつつ日本への適応のあり方も示しております。ぜひご一読をお勧めいたします

序章

第一章　日本の地方行財政制度
　１．悪化する地方財政の現状
　２．現行地方財政システムの特徴と問題点
　３．補助金による国のコントロール
　４．地方分権一括法の評価
　５．新しい行政改革の動き

第二章　ＮＰＭ理論と政策モデル
　１．ニュー・パブリック・マネジメント理論
　２．ＮＰＭ論の課題

第三章　業績測定の海外先進事例
　１．オレゴン・シャインズとオレゴン・ベンチマークス
　２．テキサス州の包括的行財政改革
　３．オーストラリア州政府の改革
　４．業績測定システムについての米国州政府型と西オーストラリア州政府型との比較

第四章　公会計改革の方向性
　１．日本における公会計と企業会計の相違点
　２．日本の公会計制度の問題点
　３．日本の公会計改革に関するこれまでの研究・提言等
　４．これまでの日本の公会計改革研究・提言等の傾向
　５．ニューシーランドの公会計改革
　６．イギリスの公会計改革
　７．米国の公会計改革
　８．原価計算の意義
　９．三国の公会計改革の比較
　10.日本における公会計改革の現状

第五章　ＮＰＭ論の新たな展開
　１．戦略経営への転換
　２．住民参画・協働へ
　３．米国州政府にみる二つの戦略計画
　４．自治体サービスへのベンチマーキング導入
　５．日本版ＮＰＭの現状
　６．日本版ＮＰＭの限界を超えて

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