分類:通商産業政策史1980−2000 |
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(第8回配本)
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通商産業政策史1980−2000 2 |
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阿部 武司 編著 発行 2013年 2月 5日 A5判 上製 920ページ 本体 11,000円(+税) 送料 実費 ISBN978-4-8065-2867-8
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通商産業政策史の発刊に寄せて/経済産業大臣 海江田 万里 序通商産業政策史編纂委員長/尾 煌之助 通商産業政策史編纂委員会 第2巻編纂にあたって/第2巻執筆責任者 阿部 武司 凡例 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 序章 日本の対外経済関係と通商貿易政策の基調 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――欧米における保護主義の展開とそれへの対応―― 第1節 はじめに 第2節 石油危機以後の世界と日本(1973〜84年) 1.世界経済の停滞と日本経済の発展 2.国際収支の動向 3.日本の輸出の躍進に対する欧米からの批判 4.通商貿易政策の基調 第3節 円高の定着と日本の富裕化(1985〜1990年) 1.国際情勢の変化と日本経済の変容 2.国際収支の動向 3.欧米との貿易摩擦の激化への新たな対応策 4.通商貿易政策の基調 第4節 グローバリゼーションの進展と日本経済(1990〜2000年) 1.グローバリゼーションの進展と日本経済の「失われた10年」 2.国際収支の動向 3.貿易摩擦問題の沈静化とルール志向型通商政策 4.通商貿易政策の基調 第I部 経済大国の責任と貿易政策 ━━━━━━━━━━━━━ 第1章 対米欧貿易摩擦交渉 ━━━━━━━━━━━━━ 第1節 日米貿易摩擦の展開 1.米国における対日批判の高まり 2.MOSS 協議 3.米国1974年通商法301条とスーパー301条 4.スーパー301条をめぐる三つの交渉 5.日米構造問題協議 6.日米包括経済協議 7.個別協議 8.小括 第2節 日欧貿易摩擦交渉 1.第一次石油危機直後における貿易摩擦問題の再燃 2.1980年代における貿易摩擦問題の深刻化 3.1990年代における貿易摩擦問題の鎮静化 ━━━━━━━━━━━━━ 第2章 輸入拡大と市場開放 ━━━━━━━━━━━━━ 第1節 輸入拡大政策 1.輸入拡大政策の展開 2.輸入拡大政策の実働部隊―JETRO とMIPRO 第2節 市場開放及び規制緩和政策 1.通商摩擦の激化と輸入規制の緩和 2.市場開放の推進 3.アクション・プログラムの推進 ━━━━━━━━ 第3章 輸出政策 ━━━━━━━━ 第1節 輸出秩序維持政策 1.輸出管理体制の枠組みとその自由化 2.輸出入取引法に基づく輸出規制 3.輸出検査法の運用―輸出品の検査― 4.輸出品デザイン法の運用 5.輸出管理と規制緩和 第2節 安全保障貿易管理の展開 1.ココム型輸出管理 2.ココム型輸出管理から不拡散型輸出管理へ 第3節 貿易保険 1.1970年代におけるプラント輸出と海外投資の促進、及び国際的輸出信用条件の整備 2.1980年代における発展途上国の累積債務問題等による事業収支の悪化 3.1990年代における世界経済のグローバル化と貿易保険 4.独立行政法人日本貿易保険の設立 第II部 多国間通商調整と国際協力 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第1章 ウルグアイ・ラウンドの締結とWTO の発足(1982〜1994年) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第1節 ウルグアイ・ラウンド交渉(総論) 1.新ラウンド開始に向けた動き 2.新ラウンドの開始 3.交渉の評価 第2節 ウルグアイ・ラウンド交渉における主要個別イシュー(各論) 1.鉱工業品関税引下げ 2.繊維・衣類分野 3.アンチ・ダンピング(Anti-Dumping,AD)協定 4.セーフガード協定 5.補助金及び相殺措置に関する協定 6.スタンダードコード(TBT 協定) 7.新分野 第3節 日本が関連したGATT 紛争 1.序 2.キャブ・シャーシ事件〜「ポワチエの戦い」―法律主義の胎動― 3.皮革製品輸入制限事件〜半導体第三国輸出モニタリング事件 ―「盾」としての法律主義?― 4.EEC・部品アンチ・ダンピング税事件以後 ―対日アンチ・ダンピング案件と「攻撃的法律主義」への転換― 5.総括 第4節 ウルグアイ・ラウンド交渉期における新たな通商政策の胎動 1.公正貿易推進室の新設と『不公正貿易報告書』の発刊:ルール志向型基準の採用 2.通商政策決定における国内産業との緊密な連携 3.学界との協力体制:「パネル研究会」の発足 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第2章 WTO 体制の発足と我が国通商戦略(1995〜2001年) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第1節 WTO 体制の発展と挫折 1.シンガポール閣僚会議とシンガポール・イシュー 2.シアトル閣僚会議までの経緯 3.ドーハ閣僚会議の難航と新ラウンドの開始 4.中国WTO 加盟に関する交渉 第2節 我が国のWTO 紛争解決手続の利用状況 1.概観 2.具体的事件の紹介 3.分析 ━━━━━━━━━━━━━━━ 第3章 日本の輸入救済法の発動 ━━━━━━━━━━━━━━━ ―被発動国から発動国へ― 第1節 1980〜90年代〜被発動国としての日本〜 1.被発動国としての我が国の状況 2.発動国としての消極姿勢 3.ウルグアイ・ラウンド合意と国内輸入救済法制の整備 第2節 21世紀の幕開けと輸入救済法 〜転換点としての中国・農産物3品目セーフガード〜665 第3節 2001年以降〜発動国への歩み〜 1.制度の発展 2.調査・発動案件 ━━━━━━━━━━━ 第4章 地域主義と日本 ━━━━━━━━━━━ はじめに 第1節 欧米の地域主義 1.米国の方針転換と日米自由貿易構想 2.NAFTA 3.欧州の市場統合への動き 第2節 日本のAPEC 構想への取り組み 1.APEC 以前 2.APEC の誕生 3.初期のAPEC(1989〜1992年まで) 4.APEC の自由化フォーラムへの変身 5.EVSL の失敗とAPEC の失速 6.その後のAPEC 第3節 日本のFTA への道 1.1998年以前の日本のFTA への態度 2.FTA の検討開始 3.日星FTA 4.日墨FTA 5.日本のFTA 推進路線 まとめ ━━━━━━━━━━ 第5章 経済協力政策 ━━━━━━━━━━ 第1節 アジア工業化政策の開始 1.ODA 政策 2.アジア工業化政策 第2節 ASEAN のネットワーク化と円借款制度の模索 1.アジア工業化政策 2.アジア通貨危機と輸出振興政策の再開 あとがき 参考文献 索引
http://www.chosakai.or.jp/book/