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キャンパスハラスメント対策ハンドブック


弁護士法人 飛翔法律事務所 編

発行 2014年 8月 29日 四六判 122ページ

本体 1,200円(+税)  送料 実費

ISBN978-4-8065-2948-4


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   はじめに より  イメージ
■大学でのハラスメント防止対策に

 大学においては、少子化の中で受験生に選ばれる存在であり続けるために、キャンパスからハラスメント問題を一掃しなければなりません。生徒の権利意識が高まる中、旧弊な徒弟制度的発想に固執する一部教員の暴走等によって、大学がハラスメント問題の渦中に落ち、ブランドを傷つけてはなりません。また、一部では、教員の些細な言動をハラスメント行為だといって問題視する生徒も出てきています。かかるトラブルに巻き込まれないよう教職員を守るためにも、ハラスメント問題に関する正確な理解が不可欠なのです。

 大学の健全な発展と維持のためには、キャンパスにおけるハラスメント問題を、個々の教職員が理解することが必要となっています。そのためには、適切な「ハラスメント研修」が必要なのですが、現実では、一般論に終始する「形式的な研修」が少なくありません。ただ、「形式的な研修」をしていたのでは、個々の教職員の理解は深まらず、研修の効果が期待できないように思われます。同様に、大学におけるハラスメント問題を取り扱った書籍は、元々少ない上に、法律実務家が書いたものはほとんど無い状況です。 そこで、業務としてハラスメント問題を多数解決し、時には裁判等も経験したである法律実務家である弁護士が本書を執筆しました。

 本書は、大学をハラスメント問題から守りたいと考える全ての大学関係者に宛てて、低価格でコンパクトな書籍でありながら、「セクハラ」「パワハラ」「アカハラ」という大学で問題となる全てのハラスメントの類型について網羅した実務書として構成されています。


主要目次
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第1章 キャンパスハラスメントとは何か?
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◆キャンパスハラスメントの定義
 1.「大学等」
 2.「大学等において」
 3.「相手方の意思に反した」
 4.「不快感や不利益を与える人権侵害行為」
 5.「学習・研究又は労働の環境」
 6.「悪化させる行為」

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第2章 キャンパスにおけるセクシャルハラスメントの問題
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第1 セクシャルハラスメントとは?
◆1 概念
◆2 セクハラの判断基準
  1. 大学等において
  2. 学生、教員又は職員の意に反する
  3. 性的な言動により
  4. 学生又は教員に被害が発生したか否か
第2 事例の検討
◆1 教員から学生へのセクハラ
◆2 教員から職員へのセクハラ
◆3 職員から職員へのセクハラ
◆4 学生から学生へのセクハラ
◆5 学生から教員へのセクハラ
◆6 最近の傾向

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第3章 キャンパスにおけるパワーハラスメントの問題
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第1 パワーハラスメントとは?
◆1 概念
◆2 パワハラの判断基準
(1) 暴行・傷害等
(2) 発言
第2 事例の検討
◆1 教員から学生へのパワハラ
◆2 教員から職員へのパワハラ
◆3 職員から職員へのパワハラ
◆4 教員から教員へのパワハラ

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第4章 キャンパスにおけるアカデミックハラスメントの問題
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第1 アカデミックハラスメントとは?
◆1 概念
◆2 アカハラの判断基準
第2 事例の検討
◆1 教授から大学院生・学生へのアカハラ
◆2 教授から准教授・助手・研究者へのアカハラ

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第5章 キャンパスハラスメントを防止する体制の構築
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◆1 キャンパスハラスメント防止の必要性
(1) キャンパスハラスメントは人権侵害
  ア 大学の自治とは?
  イ 大学の自治の限界
  ウ キャンパスハラスメントがもたらすもの
(2) キャンパスハラスメントと大学の損害賠償責任
  1. 債務不履行責任(安全配慮義務違反)
  2. 不法行為責任(使用者責任)
  3. 管理責任
(3) キャンパスハラスメントと大学の社会的責任
(4) 防止体制の構築による被害者の人権侵害防止
◆2 キャンパスハラスメント防止体制の構築
(1) 全学規程・ガイドラインの策定
  1. 定義
  2. 被害申告に対する対応方法
  3. その他
  4. ガイドラインの策定
(2) 相談窓口の設置、運用
  1. 相談窓口は入口
  2. 相談員の体制
  3. 相談員に求められる資質・役割
  4. 記録、報告体制
  5. 相談窓口の周知
(3) 解決に向けたハラスメント対策部署による検討
  1. 全学的な対策委員会の設置
  2. 解決手続の種類
  3. 環境調整の手続
  4. 調査手続
  5. 緊急措置手続
(4) 処分、公表
  1. 加害者に対する処分
  2. 事実の公表
  3. 加害者に対する研修
(5) ハラスメント防止研修の実施
  1. 研修内容
   ア 対教職員
   イ 対学生
  2. 研修の実効性を担保するための工夫
   ア 当事者意識を持たせる
   イ 全員の参加
   ウ 専門家による研修
   エ チェックリストの活用

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ハラスメント危険度・認識度
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自主点検用チェックシート
セクハラ編
パワハラ編
アカハラ編

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参考資料
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・キャンパスハラスメント研修
・ハラスメント防止規程例
・内部通報のモデル例

おわりに
執筆者紹介



 bookinfo@chosakai.or.jp

 http://www.chosakai.or.jp/book/

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