企業には、何かしらの「強み」が存在します。
しかし自社の強みを社長や社員が気づいていない場合も多くみられます。この「見えない強み」を可視化することにより、企業は多様な経営戦略を検討することができます。本書はこの「見えない強み」である「知的資産」を理解し活用するためのバイブル的存在として刊行された書籍の改訂版です。
なぜ、社長や社員も気づかない強みが存在するのでしょうか。企業の強みである人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等は、自社にとって身近である場合も多いのです。何より財務諸表には表れないため、それが資産だと気づくことが少ないのです。しかもこれらの強みは単独ではもちろん、複数が互いに関係しあって企業の価値を高めています。企業を経営していく上で、知的資産は無視できない存在といえます。
本書は、このような強みの分析、表現方法が、著者のかかわった多くの事例をもとに検証された実践的内容となっています。知的資産の抽出と関係性の把握は、経営者や地域が自らの経営を見直す絶好の機会です。知的資産を経営に活かしたい会社経営者、企業や地域のプロジェクトリーダー、コンサルティング業など様々な企業関係者に読んでいただきたい書です。