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公共料金2000

−21世紀の公共料金制度のありかた−


中条 潮 著

発行 2000年 8月 A5判 400ページ

本体 3,800円(+税)  送料 実費

ISBN4-8065-2572-3

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公共料金が消費者物価全体に占めるウエイトは20%弱にのぼり、それゆえ、国民生活や産業活動に及ぼす影響が大きい。このため、公共料金は常に国民の関心事項であった。特に、バブル崩壊後、厳しい経済情勢の下、民間企業が懸命に経営合理化を行い、価格の引き下げにつとめており、「価格破壊」が流行語となる中で、公共料金のみが安易に引き上げられているのではないかとの批判が根強い。さらに、一部の公共料金については大きな内外価格差がみられ、我が国産業の競争力を低下させているのではないかという問題も指摘されてきた。

本書は、公共料金制度の望ましいあり方を根底から議論し、21世紀の公共料金制度のあり方を提言したものである。なお、本書は国際価格構造研究所に設置された「公共料金のあり方に関する研究会」の報告書をもとに、その後の状況変化も含め、加筆・修正したものである。



主要目次

要約・提言・展望
〜望ましい公共料金制度のあり方〜

   第1節 環境変化と公共料金のあり方
   (1)現状認識
   (2)内外価格差と公共料金
   (3)世界的な規制緩和と競争促進の流れ
   (4)非貿易財も競争と無縁ではない
   (5)まだ薄い危機感
   (6)公共料金政策のあり方

  第2節 各公共料金制度のあり方

第1章 公共料金の内外価格差と物価・マクロ経済への影響

  第1節 公共料金の内外価格差の実態
  第2節 公共料金引き下げによる物価およびマクロ経済への影響

第2章 公共料金制度の現状

  第1節 参入規制の現状
  第2節 価格規制の現状
  第3節 公的補助と内部補助の現状
  第4節 我が国の公共料金制度の現状と国際比較

第3章  公共料金制度の課題

  第1節 規制・補助の根拠と課題
  第2節 料金制度・料金体系の課題
  第3節 補助制度の課題

第4章 各公共料金制度の現状・問題点と改革の方向

  第1節 電気通信
  第2節 郵便
  第3節 宅配便
  第4節  航空
  第5節 高速道路
  第6節 鉄道
  第7節 乗合バス
  第8節 タクシー
  第9節 電力
  第10節 ガス
  第11節 水道
  第12節 タバコ
  第13節 コメ

参考資料1 スウェーデンの規制改革
      附:フィンランドのバス規制改革
    2 ニュージーランドの経済改革


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