分類：現代産業選書
	グローバル化と進化する情報通信産業
	白川　一郎　編著 発行　1999年 4月　A5判　270ページ 本体 2,200円（＋税）  送料 実費 ISBN4-8065-2601-0
８０年代後半から９０年代にかけて急速に進んだ世界経済のグローバル化は、財やサービス取引の効率化を促しただけでなく、国際資本移動を加速して、各国の金融・経済に革命的な影響をもたらしましたが、このような変革の背景には、情報通信産業の飛躍的な発展があります。今日では、企業経営から日常生活にいたるまで強い影響を与える存在になっています。 本書は、専門も立場もことにしながら情報通信産業に深い興味と関心を持っているメンバーが、ビジネスマン向けに「情報通信産業の新しい動き」を読み解くキーを提供するとともに、それによって「今後の日本経済・社会がどのように変わっていくのか」というテーマについて、具体例をまじえてわかりやすく解説したものです。

はじめに

第１章　情報通信産業の発展と日本経済
　　１．グローバル化と情報通信革命
　　２．激しくなる制度間競争
　　３．グローバル化のメリット・デメリット
　　４．９０年代日米経済格差の是正
　　５．日本経済が情報技術革新を生かせなかったのはなぜか

第２章　情報通信高度化時代の構図と戦略
　　１．情報通信産業の全体構造と基本動向
　　２．情報通信高度化における日本の立ち遅れと戦略的な課題
　　３．高度情報通信社会の基本構造と日本の技術開発戦略

第３章　通信産業の自由化と規制改革
　　１．通信規制の法と経済学
　　２．米・英・ＥＵの通信自由化と規制改革
　　３．わが国の通信規制‐規制改革の遅れとＮＴＴ持株会社化
　　４．国境を超える通信自由化

第４章　通信ビッグバンによる国内通信市場の変貌と業界構造
　　１．通信ビッグバンが国内通信市場へ与える影響
　　２．日本の移動体通信市場と次世代規格問題
　　３．拡大するデータ通信市場とＩＰネットワーク
　（付）通信インフラの基本構造とキャリア評価への視点

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