分類：現代産業選書
	女性の働き方ガイドブック −変わる社会・変わる女性−
	大石　友子　著 発行　2001年 4月　四六判　238ページ 本体 1,600円（＋税）  送料 実費 ISBN4-8065-2651-7
「もっと違う道があったのではないか」 こういう女性の言葉をよく耳にする、何かやりたい、自分の力を社会で認めてもらいたい。まがりなりにも一度は仕事をしたことがあり、その達成感、自分で得る報酬の満足感を体験してしまった女性はなおさらだ。 本書は、女性が働くことを決意したとき、自立を意識したときに少しでも役立つことを強く意識し、執筆されました。できれば、女性だけでなく男性にもぜひ読んでもらいたい。妻が経済的に自立することで、多くの夫たちは救われるに違いない。生殺与奪の権を一方的に会社、上司に奪われてきたサラリーマン。なにも「細いスネ」を一方的に子どもたちにかじられ、「小さな肩」に家族全員を背負い込む必要はないのだ。「男だから」という理由で孤独に頑張る必要はない。パートナーと一緒に頑張ればいいのだ....

第１章　自分の人生は自分で決めよう　

　　１　女性は進化した

　　　　(1) 働き方が変わった
　　　　　　1.時代とともに変わる働き方
　　　　　　2.働く女性の状況

　　　　(2) 雇用環境が変わった
　　　　　　1.日本的雇用システムの崩壊
　　　　　　2.企業での実際

　　　　(3) 意識が変わった
　　　　　　1.少子社会と働く女性
　　　　　　2.女性のライフサイクル

　　２　「問題」が見えてきた

　　　　(1) 立ちはだかるオトコ的価値観
　　　　　　1.経済に左右される女性の意識
　　　　　　2.男性と女性の意識の差
　　　　　　3.育児・介護の担い手は？

　　　　(2) 女性を分断する社会システム
　　　　　　1.女性たちはいくら稼いでいるか
　　　　　　2.継続就業と中断型再就職の差
　　　　　　3.ますます格差が開く女性の生活

　　３　自立しよう

　　　　(1) 精神的に自立する
　　　　　　1.オンナの心に根ざす逃避感
　　　　　　2.オンナの敵は女？
　　　　　　3.家族を単位として考える社会では

　　　　(2) 経済的に自立する
　　　　　　1.経済力が意識を変える
　　　　　　2.経済力は相手も変える

第２章　キャリアアップのために

　　１　キャリアの考え方

　　　　(1) キャリアアップと職業能力
　　　　　　1.キャリアってなんだろう
　　　　　　2.わたしたちに求められるものは
　　　　　　3.キャリアとスキル

　　　　(2) エンプロイアビリティ(雇用され得る能力)を高めよう
　　　　　　1.企業内での研修は減ってきている
　　　　　　2.女性活用を推進している企業
　　　　　　3.エンプロイアビリティを高めるために

　　２　キャリアプランをたてよう
　　　　(1) キャリアプランの考え方
　　　　　　1.自分自身を分析しよう
　　　　　　2.キャリアを見つめなおす
　　　　(2) キャリアプランを立てる

第３章　さまざまな働き方

　　　　(1) 企業に就職して働きつづける
　　　　　　1.就職するということ
　　　　　　2.仕事の情報を得るために
　　　　　　3.応募と採用

　　　　(2) 転職する
　　　　　　1.転職でキャリアアップ
　　　　　　2.転職先を探すとき
　　　　　　3.伴うリスクはある？

　　　　(3) 派遣、パート・アルバイト
　　　　　　1.派遣という働きかた
　　　　　　2.パート・アルバイト

　　　　(4) 在宅ワーク
　　　　　　1.在宅ワークという働きかた
　　　　　　2.在宅ワークをするときに

　　　　(5) 起業する
　　　　　　1.なぜ女性の起業が増えたのか
　　　　　　2.会社をつくるには

第４章　働く女性の実像

　　主婦から個人事業立ち上げ

　　転勤族の夫がいても仕事を続ける

　　組織で吸収したことを生かしてフリーを目指す

　　在宅ワークの先駆者として

　　派遣社員として働く

　　家庭の主婦から家屋解体業で年商３億１０００万へ

　　スチュワーデスから会社の社長へ

　　主婦ネットワークを事業に生かす


巻末資料

　  両立支援ハローワーク

　　ワーキングウーマンのためのインターネットURL集

 　 働く女性のための法律

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