分類：現代産業選書／知的財産実務シリーズ
	主要国における特許権行使
	マックス・プランク知的財産研究所 クリストファー・ヒース ローレンス・ペティ　編 財団法人知的財産研究所　監修 発行　2003年 4月　A5判　248ページ 本体 2,700円（＋税）  送料 実費 ISBN4-8065-2690-8
最近、米国に輸出された特許権を侵害している中国製商品に対して、米国でエンフォースメント（権利行使）を行うことにより、かなりの効果が上げられた。この事例は知的財産権を侵害するものに対して、制度の整ったマーケットである先進国でエンフォースを行うことの有効性を証明したものとして注目されている。 これから学ぶべきことは、マーケットたる先進主要国におけるエンフォースメントを研究し、熟知しておくべきということである。それにより知的財産権侵害が効果的に防止でき、損害賠償を実質的に請求することが可能となる。 本書は、上記の観点から、ドイツのマックス・プランク知的財産研究所のクリストファー・ヒース主任研究員らのとりまとめた「Patent Enforcement in Selected Countries」を、財団法人知的財産研究所の監修により全文翻訳するものである。 関係者が世界各国のエンフォースメントについての認識を深めるため、また企業等における権利活用戦略の策定の際の、重要な指針を提示する。

はじめに
　　財団法人知的財産研究所専務理事 大森陽一

序 文
　　マックス・プランク知的財産研究所
　　クリストファー・ヒース、ローレンス・ペティ

問題の所在
　　クリストファー・ヒース

英国における特許エンフォースメント
　　ウィリアム・コーニッシュ（勅撰弁護士、ケンブリッジ大学知的財産法教授）
　　デヴィッド・ルウェリン（ロンドン大学クイーン・メアリー＆ウェストフィールド・カレッジ上級客員研究員）

イタリアにおける特許エンフォースメント
　　ジョバンニ・カスチ（イタリア知的財産権センター理事）

ドイツにおける特許エンフォースメント
　　ハンス・マーシャル（元ミュンヘン高等裁判所裁判長）

フランスにおける特許エンフォースメント
　　ローレンス・ペティ（CEIPI 国際部アシスタント）

オランダにおける特許エンフォースメント
　　ヤン・J ・ブリンコフ（弁護士、元ハーグ高等裁判所副所長）

米国における特許エンフォースメント
　　ティモシー・マロニー（米国弁護士）

日本における特許エンフォースメント
　　クリストファー・ヒース（マックス・プランク知的財産研究所主任研究員）

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