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著作権法の基礎
菊池 武    松田 政行
早稲田 祐美子 齋藤 浩貴 編著

発行 2005年 9月 7日 A5判 420ページ

本体 4,300円(+税)  送料 実費

ISBN4-8065-2734-3

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本書は、旧マックス法律事務所(2005年7月1日合併により森・濱田松本法律事務所となる)の弁護士によって執筆され、日刊紙「特許ニュース」に好評連載されたものを新たに編集した書籍です。著作権法は民法の物権法の特別法であり、無体物である「表現形式」に物権的効果を付与する法律であることから、民法物権法の考え方が著作権法の研究に入る前に必要です。さらに法的保護の対象となる無体物である「表現形式」(著作物)は、実際の紛争や権利処理にあたって何をもってこれと捉えるかについての経験的な集積が必要です。それ故無体物、物権的保護の概要について些かでも知識のある人たちをターゲートに編集されています。具体的には、企業内法務部で企業の知的財産権を扱う方々、法学部を終了し知的財産権や民・商法の基礎がある人、大学院で著作権法を研究しようと考えている人にお薦めの書です。

理解をする上で必ずしも必要でない条文に拘泥することなく、重要な理論的な部分の解説に重点が置かれているため、より理解が進むことが理解してもらえる書籍です。



   編著者略歴
菊地 武(きくち たけし)
弁護士・弁理士 (田口康雅法律事務所)

都立大学人文学部卒業。1970年第二東京弁護士会弁護士登録。1993年日弁連知的所有権委員会委員長1994年著作権審議会委員。2003年日本知的財産仲裁センターセンター長。

【著書】 「知的所有権辞典」(共著/日本工業新聞社)。「国際取引」(青林書院)。
【講師】 アジア太平洋工業所有権協会,日本弁理士会、AIPLA(アメリカ知的財産弁護士協会)、日本商標協会等

松田 政行 (まつだ まさゆき)
青山学院大学法科大学院教授
弁護士 弁理士(森・濱田松本法律事務所 パートナー)

中央大学法学部法律学科卒業。1977年第二東京弁護士会弁護士登録。1993年 文化庁 著作権審議会委員。1997〜2000年 最高裁判所司法研修所民事弁護教官。現、文化庁文化審議会著作権分科会委員、2003年日本弁護士連合会司法修習委員長(社)著作権情報センター・著作権研究所運営委員、著作権法学会理事、法とコンピュータ学会理事。

【著書】「コンピュータ・ビジネス・ロー」(商事法務)。「コンピュータ時代 の知的所有権」(ぎょうせい)。「知的財産権辞典」(編集委員代表・共著/三 省堂)。「IT企業法務2003」(監修・編集委員代表・共著/IMS出版)。 「IT知財と法務」(監修・編集・共著/日刊工業新聞社)。「図解コンテン ツ・ファイナンス/著作権信託」(日刊工業新聞社)

早稲田 祐美子(わせだ ゆみこ)
弁護士(森・濱田松本法律事務所 パートナー)

一橋大学法学部法律学科卒業。1985年第二東京弁護士会弁護士登録。文化庁著作権審議会専門委員(1995〜2000年)第二東京弁護士会副会長(2004年度)。

【著書】「コンピュータ・ビジネス・ロー」(共著/商事法務)。「ビジネス法律用語の基礎知識」(共著/自由国民社)。「市町村のしごとと著作権」(共著/著作権情報センター)。「インターネット・デジタルコンテンツの法律知識とQ&A」(共著/法学書院)。「著作権関係訴訟法(新・裁判実務大系)」(共著/青林書院)。

齋藤 浩貴(さいとう ひろき)
弁護士 (森・濱田松本法律事務所 パートナー)

東京大学法学部卒。1990年第二東京弁護士会弁護士登録。1994年ニューヨーク大学ロースクール法学修士課程卒。1995年ニューヨーク州弁護士登録。

【著書】「インターネット・デジタルコンテンツの法律知識とQ&A」(共著/法学書院)。「デジタル時代の著作権ビジネス契約実務マニュアル」(共著/インプレス)。「IT資産管理のコツ」(共著/セルバ出版)。



主要目次
まえがき
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第1章 はじめに ‐著作権の基本思想と著作権法学の視点‐
 青山学院大学名誉教授(前学長) 森・濱田松本法律事務所 弁護士 半田正夫
 青山学院大学法科大学院教授 森・濱田松本法律事務所 パートナー 弁護士 松田政行

1 はじめに
2 著作物という概念(発明概念との差異)
3 高度な創作を保護すべきであるとの考え(発明の「進歩性」との差異)
4 著作者人格権の考え方(発明名誉権との差異)
5 人格権を総合的に理解することの難しさ(民法解釈との整合性が求めれらる1例)
6 産業政策的「著作物」
  (コンピュータ・プログラム、インターネット、デジタルコンテンツに関する適正な産業政策)

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第2章 著作権法概説(1)−他方との関係について‐       
 日本知的財産仲裁センター運営委員 田口康雅法律事務所 弁護士 菊池武

1 知的財産法
(1)知的財産権の概念
(2)知的財産法の保護の仕方
2 著作権と特許権とを対比して
(1)方式主義(登録)か無方式主義か
(2)アイデア(思想)の保護か表現の保護か
(3)著作者人格権の有無
(4)特許法には法人発明の規定はないが、著作権法には法人著作が認められていることについて
(5)権利の存続期間の差

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第3章 著作権法概説(2)−基本概念「創作性」「公表」「独占性」について‐
 日本知的財産仲裁センター運営委員 田口康雅法律事務所 弁護士 菊池武

1 表現の創作性について
(1)学説は、著作権法上保護の対象になるか
(2)学問の到達点としての表現については著作権法の保護は与えられないことについて
(3)事実やデータは保護されない
(4)著作権法で云う「創作性」は、英語のoriginality(独創性)に相当することについて
2 表現の公表(著作権の保護期間との関係)
(1)公表時起算主義と死亡時起算主義
(2)公表の意味 
3 著作権は、独占権であることについて
(1)旧著作権法の規定による専有(独占)権と現行法による専有(独占)権
(2)専有(独占)権の性格
(3)著作権に付与される独占権は相対的独占権であることについて

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第4章 著作物
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 上村哲史

1 著作物とは何か
(1)「思想又は感情」を表現したもの
(2)「創作的に」表現したもの
(3)「表現したもの」  
(4)「文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」
2 著作物の具体例
(1)言語の著作物(1号)
(2)音楽の著作物(2号)
(3)舞踏又は無言劇の著作物(3号)
(4)美術の著作物(4号)
(5)建築の著作物(5号)
(6)地図又は図形の著作物(6号)
(7)映画の著作物(7号)
(8)写真の著作物(8号)
(9)プログラムの著作物(9号)
3 著作権法と工業所有権法との保護領域の交錯
(1)応用美術の保護
(2)プログラムの保護
4 特殊な著作物
(1)二次的著作物
(2)編集著作物
(3)データベースの著作物
(4)共同著作物
5 著作権法の保護を受けない著作物

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第5章 著作者
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 上村哲史

1 著作者とは
(1)著作者の認定
(2)著作者の推定
(3)著作者と著作権者
2 法人著作(職務著作)
(1)法人著作の要件
(2)法人著作(職務著作)と職務発明の相違
3 映画の著作物の著作者及び著作権者
(1)映画の著作物の著作者(モダンオーサーとクラシカルオーサー)
(2)映画の著作物の著作権者

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第6章 著作財産権
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 早川篤志

1 著作財産権
(1)支分権
(2)みなし侵害
2 複製権
(1)複製
(2)依拠
(3)一時的蓄積
(4)似たような表現
(5)書
(6)美的要素の直接感得
(7)ソフトウェアの表示画面
3 上演権・演奏権
(1)上演・演奏
(2)侵害者
(3)社交ダンス教室
4 上映権
(1)上映      
(2)法改正
5 公衆送信権等
(1)公衆送信
(2)送信可能化
(3)公衆伝達権
(4)法改正
(5)ファイルローグ事件
6 口述権
7 展示権
(1)展示
(2)原作品
(3)展示権の制限(原作品の所有者による展示) 
8 頒布権
(1)頒布
(2)中古ゲーム
(3)ビデオソフト
9 譲渡権
(1)譲渡
(2)法改正 
(3)譲渡権の消尽
(4)善意取得者の特例
10 貸与権
(1)貸与
(2)書籍、雑誌の貸与権
11 翻訳権・翻案権等
(1)翻案
(2)複製と翻案の区別
12 二次的著作物の利用に関する権利
(1)二次的著作物
(2)二次的著作物における著作権の及ぶ範囲
13 著作権のみなし侵害行為
(1)みなし侵害行為とは
(2)違法複製物の頒布等(著113条1項)
(3)プログラムの著作物の違法複製物の業務上使用(著113条2項)
(4)権利管理情報の改変等(著113条3項・4項)
(5)音楽レコードの還流防止措置(著113条5項)
(6)著作者の名誉声望を害する行為(著113条6項)

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第7章 著作者人格権(1)‐総論‐
 青山学院大学法科大学院教授、森・濱田松本法律事務所 パートナー 弁護士 松田政行
 森・濱田松本法律事務所 パートナー 弁護士 山元裕子

1 はじめに
2 同一性保持権の要件
3 一般的人格権
(1)プライバシー権および肖像権
(2)名誉権
(3)一般的人格権と著作者人格権の関係

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第8章 著作者人格権(2)‐同一性保持権の比較法的検討‐
 青山学院大学法科大学院教授、森・濱田松本法律事務所 パートナー 弁護士 松田政行
 中央大学大学院法学研究科博士後期課程 森・濱田松本法律事務所 翻訳者 井部千夫美

1 はじめに
2 同一性保持権の内容
(1)「題号」
(2)「意に反する改変」
(3)物理的毀損との関連
(4)適用除外
3 条約との関係
(1)ベルヌ条約
(2)WIPO実演・レコード条約(WPPT)
(3)その他の条約
4 海外の立法例
(1)アメリカ
(2)ドイツ
(3)イギリス
(4)フランス
(5)カナダ
(6)スイス
(7)イタリア
(8)韓国
(9)オーストリア
(10)オーストラリア
5 4つの類型
(1)4分類の当てはめ − ベルヌ条約、日本国著作権法
(2)4分類の当てはめ − 海外立法例

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第9章 著作者人格権(3)‐同一性保持権の論点‐
 青山学院大学法科大学院教授 森・濱田松本法律事務所 パートナー 弁護士 松田政行
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 吉羽真一郎

1 はじめに
2 同一性保持権の条文解釈(20条1項)
(1)著作者
(2)著作物
(3)題号
(4)同一性を保持する権利
(5)変更,切除その他の改変
(6)「著作者の意」と同一性保持権不行使の合意(不行使特約)
3 同一性保持権侵害に関する近時の判例
(1)「ときめきメモリアル」事件最高裁判決
(2)「DEAD OR ALIVE2」事件高裁判決

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第10章 著作権の制限
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 佐々木奏    

1 はじめに
2 私的使用のための複製(30条)
(1)私的使用の意義
(2)私的使用目的であっても30条1項の適用を受けない場合
(3)私的録音録画補償金制度(2項)
3 図書館等における複製(31条)
(1)趣旨・対象
(2)許諾が不要な場合(31条各号)
4 引用(32条)
(1)引用(1項)
(2)官公庁公報資料等の転載(2項)
5 教育目的の使用
(1)教科用図書等への掲載(33条)
(2)教科用拡大図書等の作成のための複製(33条の2)
(3)学校教育番組の放送等(34条)
(4)学校その他の教育機関における複製等(35条)
(5)試験問題としての複製(36条) 
6 視覚障害者・聴覚障害者のための使用
(1)点字による複製等(37条)
(2)聴覚障害者のための自動公衆送信(37条の2)
7 営利を目的としない上演等(38条)
(1)非営利・無料の上演等(1項)
(2)放送される著作物の非営利・無料の有線放送(2項) 
(3)放送・有線放送される著作物の公の伝達(3項)
(4)公表された著作物の非営利・無料の貸与(4項) 
(5)公表された映画の著作物の非営利・無料の貸与(5項)
8 時事問題に関する論説の転載等(39条)
(1)趣旨
(2)対象
(3)利用禁止の表示(1項但書)
(4)公の伝達(2項)
9 政治上の演説等の利用(40条)
(1)政治上の演説等・裁判手続における公開の陳述の利用(1項)
(2)公共機関における公開の演説等の利用(2項、3項)
10 時事の事件の報道のための利用(41条)
(1)趣旨
(2)対象
(3)報道の目的上正当な範囲内にあること
(4)裁判例
11 立法・行政・司法における複製(42条)
12 行政機関情報公開法等による開示のための利用(42条の2)
13 翻訳、翻案等による利用(43条)
14 放送事業者等による一時的固定(44条)
(1)1項
(2)2項
(3)3項
15 美術の著作物等の原作品の所有者による展示(45条)
(1)1項
(2)2項
16 公開の美術の著作物等の利用(46条)
(1)趣旨
(2)対象
(3)利用方法
(4)裁判例
17 美術の著作物等の展示に伴う複製(47条)
(1)趣旨
(2)対象
18 プログラムの著作物の複製物の所有者による複製等(47条の2)
(1)1項
(2)2項
19 出所の明示(48条)

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第11章 日本・外国の著作物の保護
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 佐々木奏

1 はじめに
2 日本の著作権法の対象範囲
(1)保護を受ける著作物
(2)保護を受ける実演、レコード、放送、有線放送
3 著作権に関する条約
(1)ベルヌ条約
(2)万国著作権条約
(3)WIPO著作権条約
(4)TRIPS協定
4 著作隣接権に関する条約
(1)実演家等保護条約
(2)レコード保護条約
(3)WIPO実演・レコード条約
5 対外的な取り組み
(1)海賊版対策
(2)音楽レコードの還流防止措置

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第12章 保護期間・登録
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 大谷惣一

1 著作権の保護期間
(1)著作権の保護期間限定の理由
(2)保護期間の原則
(3)死亡時起算主義の特例
(4)保護期間の起算方法
(5)外国又は外国人の著作物に関する特例
(6)旧法との関係
2 著作権の登録制度
(1)総説
(2)実名の登録
(3)第1発行年月日等の登録
(4)創作年月日の登録
(5)著作権の移転等の登録
(6)登録の手続

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第13章 著作隣接権(実演家)
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 佐々木 奏

1 著作隣接権
2 実演・実演家
(1)実演の概念
(2)実演家の概念
3 実演家人格権
(1)総論
(2)氏名表示権(90条の2)
(3)同一性保持権(90条の3)
4 録音・録画権(91条)
(1)原則
(2)実演家の権利が働かない場合
5 放送・有線放送権(92条)
(1)原則
(2)実演家の権利が働かない場合
(3)放送のための固定(93条)
(4)放送のための固定物等による放送(94条)
6 送信可能化権(92条の2)
(1)原則
(2)実演家の権利が働かない場合
7 商業用レコードの二次使用料請求権(95条)
8 譲渡権(95条の2)
(1)原則
(2)許諾を必要としない場合
9 貸与権・貸与報酬請求権(95条の3)
(1)総論
(2)貸与権
(3)貸与報酬請求権

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第14章 著作隣接権(レコード製作者)
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 大谷惣一

1 保護の対象となるレコード製作者
(1)レコードの概念
(2)レコード製作者の概念
(3)保護の対象となるレコード
2 レコード製作者の権利
(1)複製権(著96条)及び送信可能化権(著96条の2)
(2)商業用レコードの二次使用料請求権(著97条)
(3)譲渡権(著97条の2)
(4)貸与権等(著97条の3)
3 保護期間
4 著作隣接権の制限

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第15章 著作隣接権(放送事業者・有線放送事業者)
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 大谷惣一

1 放送事業者の権利
(1)放送及び放送事業者の概念
(2)スターデジオ事件
(3)保護を受ける放送
(4)放送事業者の権利
(5)保護期間
2 有線放送事業者の権利
(1)有線放送及び有線放送事業者の概念
(2)保護を受ける有線放送
(3)有線放送事業者の権利
(4)保護期間
3 著作隣接権の制限

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第16章 著作物の利用等に関する契約
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 大谷惣一

1 総論
2 利用許諾契約
(1)利用許諾契約の成立
(2)利用許諾契約の効力
(3)契約の終了
3 著作権譲渡契約
(1)譲渡契約の成立
(2)譲渡の効力
(3)譲渡の対象(著作権の分割)
(4)譲渡の対象(譲渡の範囲)
4 出版権設定契約
(1)出版権設定契約の成立
(2)出版権設定契約の効力
(3)出版権設定契約の終了
5 民法債権法・破産法の交叉する問題
(1)事案1:著作権者が二重にライセンス契約をした場合
(2)事案2:著作権の譲渡とライセンス契約
(3)事案3:利用許諾契約の第三者効
(4)事案4:ライセンス契約の二重譲渡
(5)事案5:著作権者の倒産とライセンス契約

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第17章 権利侵害(差止請求権)
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 早稲田祐美子

1 権利侵害に対する救済措置
2 差止請求権の概説  
3 差止請求権の内容
(1)権利者  
(2)故意・過失の不要
(3)差止請求ができる行為
(4)侵害の停止又は予防に必要な措置(著112条2項)
(5)具体的態様の明示義務(著114条の2)
4 差し止め請求権の相手方(侵害主体論)について
(1)問題の所在
(2)判例
5 秘密保持命令(著114条の6ないし114条の8)

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第18章 権利侵害(損害賠償その他)
 森・濱田松本法律事務所 弁護士 早稲田祐美子

1 著作権法における損害賠償請求の性質
2 不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条) 
3 著作権法による特別規定
(1)譲渡等数量による損害額の請求(著114条1項)
(2)侵害者利益のみなし損害(著114条2項)
(3)使用料の請求(著114条3項)
(4)相当な損害額の認定(著114条の5)
4 訴訟物
5 積極損害
6 寄与度
(1)概要
(2)二次的著作物の侵害の場合
7 著作権侵害における精神的損害
8 故意・重過失がなかった場合の参酌(著114条3項)
9 損害の立証を容易にする方法
(1)概説
(2) 書類の提出
(3)鑑定人に対する当事者の説明義務
10 不当利得返還請求
11 著作者人格権又は実演家人格権の侵害に対する回復(慰謝料及び謝罪広告等)
(1)著作者人格権又は実演家人格権の侵害
(2)名誉回復等の措置
12 紛争処理(あっせん制度)(著作権法第6章)
(1)概説
(2)内容
13 罰則(著作権法第8章 罰則)
(1)刑事罰
(2)内容

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著者紹介




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