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化学特許発明と侵害
化学特許発明の技術的範囲の解釈と固有の争点
三枝国際特許事務所  弁理士  三枝  英二  編著

発行 2009年 12月 17日 A5判 約240ページ

本体 2,600円(+税)  送料 実費

ISBN978-4-8065-2844-9

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   内容紹介  イメージ
●平成18年発行「特許発明の技術的範囲」の改訂増補版

●化学特許発明の技術的範囲の解釈及び固有の争点を判例を中心に解説

本書は、平成18年発行の「特許発明の技術的範囲」(経済産業調査会)を改訂し、増補し、書名も「化学特許発明と侵害−化学特許発明の技術的範囲の解釈と固有の争点」と改め、化学特許発明について特許権侵害が争われたときに争点となる化学特許発明の技術的範囲の解釈と共に化学特許発明に固有の争点を、判例を中心にまとめたものです。

特許発明の技術的範囲は、文字通り技術の範囲であり技術の領域であるにもかかわらず、その解釈に当たっては法律論が先行し、法律の苦手な研究者、技術者にとって正しい解釈の仕方を知るのは容易ではないのが現状です。しかも、化学特許発明には、その技術的範囲の解釈に当って、他の特許発明にはない固有の問題がある。それを知っているかいないかで、技術的範囲の解釈の正否が決まります。

そこで本書では、特許発明、殊に化学特許発明の技術的範囲を解釈するための基本知識および種々の態様の化学特許発明の技術的範囲について、各態様に固有の考え方を記しました。更に本書においては、原著にない「特許権侵害訴訟における抗弁」を追加し、また他の争点として「間接侵害」、「生産方法の推定」及び「試験又は研究のための実施」を加えました。

本書は、各項目毎に実際にあった判決例を参酌しながら、企業の技術者にできる限り理解しやすいような説明を試みました。

特許権侵害訴訟の判決例に慣れ親しみ、できるだけ多くの判決例を読むことによって、特許発明の技術的範囲を正しく解釈できるようになり、また事件に応じた適確な解決策を見いだすことができる。本書を読破されて、特許権侵害訴訟事件に自信をもって対処できるようになって頂ければ幸甚です。


主要目次
序章 特許権侵害訴訟事件の動向
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第1章 特許発明の技術的範囲解釈の基本
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1.特許請求の範囲の解釈
 1−1 特許請求の範囲基準の原則
 1−2 特許発明の技術的範囲の解釈手法
 1−3 特許請求の範囲基準の原則の基本的適用基準
 1−4 参酌資料に基づく特許請求の範囲の解釈
2.均等論
 2−1 最高裁が示した均等論の存在意義
 2−2 最高裁が示した均等の範囲
 2−3 最高裁が挙げた均等要件
 2−4 最高裁が挙げた均等要件とそれ以後の下級審判決

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第2章	特許権侵害訴訟における抗弁
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1.特許無効の抗弁
 1−1 無効理由がある特許発明の取扱い
 1−2 訂正の再抗弁 
2.先使用の抗弁
 2−1 先使用権の趣旨
 2−2 先使用権の要件及び効果
3.権利消尽の抗弁
 3−1 権利消尽の考え方
 3−2 新たな生産行為と修理行為
4.自由技術の抗弁

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第3章	化学特許発明に固有の問題
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1.化学特許発明の態様と技術的範囲の解釈
 1−1 数値限定発明の技術的範囲
 1−2 プロダクト・バイ・プロセス クレームに係る特許発明の技術的範囲
 1−3 変化する実施形態と特許発明の技術的範囲
 1−4 化学特許発明と利用関係
 1−5 ファンクショナルクレーム(機能的クレーム)と技術的範囲
 1−6 単純方法・スクリーニング方法の特許発明の技術的範囲
 1−7 構成要件欠如(不完全利用、改悪発明)
 1−8 迂回
 1−9 複数工程を有する製法発明の技術的範囲

2.侵害訴訟における他の争点−化学特許発明を中心として
 2−1 間接侵害(特許法101条)
 2−2 生産方法の推定
 2−3 試験・研究のための実施

事項索引
判例一覧



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