分類:地域統計 |
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平成19年版 四国経済概観 | ||
四国経済ナビ臨時増刊 経済産業省 四国経済産業局 編 発行 2007年 3月 B5判 300ページ 本体 4,000円(+税) 送料 実費
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■発刊によせて■
我が国経済は、少子高齢化と人口減少社会の到来、グローバル化と国際競争の激化、エネルギー・環境制約の高まり等、大きな変化の中にありながら、景気は2002年2月以降ゆるやかな拡大傾向が続いております。昨年11月には、戦後最長といわれた「いざなぎ景気(1965〜1970年)」の景気拡大期間57ヶ月を超えるに至りました。 しかしながら、家計部門や中小企業は未だ厳しい状況にあり、地域間で有効求人倍率に大きな差が存在するなど、大都市圏以外では景気回復に遅れも見られます。また、昨年は、製品事故が相次いで発生し、製品安全に対する国民の信頼が揺らいだ年でもありました。 四国経済産業局ではこのような経済実態を踏まえ、経済界、地方自治体の方々とより連携・協力を深め、地域の活性化、地域間格差の解消、製品安全の確保に向け、以下の事業に重点的に取り組みます。 第一に、地域資源の有効活用による活性化支援です。四国には徳島県上勝町の「彩り」事業、高知県馬路村の「ゆず加工品」事業などの素晴らしい先行事例があります。今後は、経済産業省が制定を目指している「地域資源を活用した事業創出を支援する新法」を活用し、四国地域において、今後5年間で50件の新規事業を創出することを目標に一丸となって支援します。 第二に、企業立地促進による活性化支援です。同様に、経済産業省が制定を目指している「企業立地促進のための新法」を活用し、農地を工場用地に転用する際の手続きの簡略化や、工場の新設時に必要な緑地面積等を定めた規制の緩和など、企業のニーズに沿った環境整備を行い、四国管内への企業立地を促進します。 第三に、産業クラスター形成の促進です。「四国テクノブリッジ計画」に基づき、重点分野を紙・パルプ、化学、機械を中心とした「モノ作り」分野と「健康・バイオ」分野に絞り、イノベーションを生み出す産業クラスター形成のための環境整備を行います。四国では、高知工科大学発のディスプレイや半導体の材料開発を目指すZnOプロジェクトをはじめ、多くのプロジェクトが各地で動き始めています。これらを「産業」レベルまで引き上げるため、より一層支援して参ります。 第四に、製品安全の確保と消費者保護です。昨年、製品事故によって、国民生活の安全が大きく損なわれる事態に至ったことをうけ、二度とこのようなことが起きないように、製品安全に関してより一層の情報収集と迅速な対応を心がけ、国民生活の安全確保に尽力します。 このような中、当局編集による平成19年版「四国経済概観」が発刊されることとなりました。各種資料を基に、四国経済に関する情報や統計データ等をきめ細かく収集し、実態把握に努めております。四国経済に対する認識を深め、四国地域を取り巻く諸課題の解決に取り組もうとする際の一助になれば幸いです。 平成19年1月
四国経済産業局長 |
■発刊によせて/四国経済産業局長 塚本 芳昭 ━━━━━━ 第1部 総論 ━━━━━━ 1.四国経済の推移 2.四国経済の現況 3.四国経済の今後の課題 ━━━━━━━━━ 第2部 経済の基盤 ━━━━━━━━━ 1.自然的条件 2.人口及び労働 3.交通・通信・都市 4.工業用地・用水 ━━━━━━━━━ 第3部 経済の現況 ━━━━━━━━━ I.経済の概況 1.所得 2.産業構造 II.産業別動向 1.農林水産業 2.鉱工業 3.建設業 4.商業 5.サービス産業 III.分野別動向 1.中小企業 2.新規事業 3.産業集積・地場産業 4.観光 5.物流 6.設備投資 7.企業立地 8.技術 9.情報化 10.国際化 11.少子高齢化 12.財政・公共投資 13.金融 14.消費者物価 15.消費 16. 製品安全 17. ブランド化 ━━━━━━━━━━━━ 第4部 環境・エネルギー ━━━━━━━━━━━━ 1.環境 2.エネルギー ━━━━━━━━ 第5部 産業保安 ━━━━━━━━ 1.産業保安 ━━━━━━━━━ 第6部 地域活性化 ━━━━━━━━━ 1.新しい総合開発計画 2.四国の経済戦略とその展開 ━━━━ 参考資料 ━━━━ 1.主要指標推移表 2.主要経済指標 3.主要指標からみた発展の推移 4.主要官公署一覧表 5.市町村一覧表 6.主要関係団体一覧表 7.主要金融機関等一覧表 8.商工会議所・商工会一覧表 四国地区主要事業所紹介
http://www.chosakai.or.jp/book/