分類:現代産業選書/知的財産実務シリーズ
|
|||||
|
植物新品種保護の実務 −権利の取得と侵害− |
||||
村林隆一 松本好史 伊原友己 平野和宏 中野睦子 共著 発行 2004年 5月 A5判 600ページ 本体 6,400円(+税) 送料 実費
ISBN4-8065-2709-2
|
|
||||
最近、新聞紙上に於いても、イチゴ「とちおとめ」やイ草「ひのみどり」をはじめとした植物新品種の育成者権の侵害状況が取り立たされている。これら表面化したものは、氷山の一角にすぎず、その権利保護の強化を図るため、平成15年度7月には種苗法の一部改正が施行されたが、多くの課題と新たな問題を提起することとなった。 本書は、5人の弁護士、弁理士による種苗法・植物特許侵害訴訟について解説したものである。種苗法と知的財産権との権利保護の比較、植物新品種の権利取得手続き、権利侵害が発覚してから訴訟に到るまでの実務や注意点など、実際に実務に携わっている筆者ならではの解説・論考が展開されている。 現在の種苗法・植物特許に関する訴訟判例や研究者の少ない中で、本書籍は特許実務者、種苗関連・流通業者、育成者にとって積極的な意識改革を促すものとなるであろう。 本書の内容は当会既刊書籍、農林水産省生産局種苗課編著「逐条解説種苗法」の条文解説に依拠しております。本書と併せてご利用戴くことをお奨め致します。
|
第1章 植物と知的財産権(執筆担当:村林驪一) 第1節 知的財産権制度の概要 第2節 植物新品種の保護制度の概要 第3節 種苗法と争訟制度 第2章 植物新品種の種苗法による保護(執筆担当:松本好史、平野和宏) 第1節 植物新品種に関する権利取得手続 第2節 植物新品種に関する権利の内容−育成者権 第3節 登録品種等の第三者の利用 第4節 品種登録の取消し・無効 第5節 植物新品種の権利保護手続−育成者権に基づく権利保護の実務 第6節 罰 則 第7節 種苗法の判例 第3章 植物新品種の特許法による保護(執筆担当:中野睦子、平野和宏) 第1節 植物新品種に関する権利取得手続 第2節 植物新品種に関する権利の内容−特許権 第3節 特許発明の第三者の利用 第4節 特許権の取消、及び特許発明の訂正 第5節 植物新品種の権利保護手続−特許権に基づく権利保護の実務 第6節 植物特許の裁判例 第4章 制度の現状と改革の方向性(執筆担当:伊原友己) −権利行使の観点より− 第1節 植物新品種の品種登録制度の問題点 第2節 水際措置の整備拡充とその問題点 第3節 育成者権と特許権の関係について 第4節 植物品種保護体制の組織強化 第5節 生物多様性確保の観点からの実施・利用規制 主要目次
bookinfo@chosakai.or.jp
http://www.chosakai.or.jp/books/
[お問い合わせ]|[刊行物の購入方法]|[通信販売のご案内]|[刊行物のご案内TOPページ]|[(財)経済産業調査会TOPページ] |