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モバイルバリューの社会システム
企画 NTTドコモ モバイル研究所

編著 杉浦 宣彦  遊橋 裕泰  宮脇 啓透

発行 2011年 3月 25日  A5判 260ページ

本体 2,600円(+税)  送料 実費

ISBN978-4-8065-2863-0


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   内容紹介   イメージ
2010年4月の「資金決済に関する法律」(資金決済法)の施行で、わが国の決済ビジネスは確実に変化してきています。

いわゆるリテール決済のビジネスシーンがこの数年で大きく変化することが予測されています。その決済シーンで使われるツールは当然のことながら、もはや現金ではなく電子データであり、そのデータをつなげていくツールもPCからケータイへと変化し、今や、お年寄りから子供まで何の抵抗感もなく、ケータイを操作して決済を行うシーンが当たり前になりつつあります。

まさに「モバイルバリューの時代」が到来したのです。実現したモバイルバリュー社会がどのような現状のもとにあるのか、また、その将来はどのような方向へと向かっていくのかを検討、研究した成果が本書の内容です。

本書の内容は、大きく3つに分けられています。

第I部では、「経済と制度から見たモバイルバリュー」として、法制度の現状と課題や、コストや社会信頼性の確保の問題などを取り上げています。

第II部では、「ビジネスから見たモバイルバリュー」として、諸外国の事例なども取り上げ、ビジネスモデルとしてのモバイルバリューをどう評価するべきかを記述しています。

第III部では、「モバイルバリューの未来像」として、社会制度のさらなる変化の必要性、企業戦略のあり方、インフラの整備、利用者意識の問題、決済手段としての安全性、安心感をどう作り出し、維持するかなどの課題の明確化を行っています。

本書は、モバイルバリュー社会に関心を持たれている一般の方々のみならず、実際のビジネスを展開されていたり、研究を行っている専門家の方々にも広く活用いただける内容となっております。是非ご一読ください。


主要目次
まえがき

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第I部 経済と制度から見たモバイルバリュー
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 第1章 モバイルバリューをめぐる法制度の現状と今後の課題
   1.はじめに
   2.資金決済法の施行とモバイルバリュー
   3.残された課題

 第2章 スイッチングコストの経済分析
   1.はじめに
   2.囲い込みとスイッチングコスト
   3.モデルと理論分析
   4.まとめ

 第3章 マイレージのスイッチングコスト分析:実証編
   1.はじめに
   2.離散選択モデル
   3.アンケートデータ詳細・ダミー変数設定
   4.ロジット回帰結果
   5.スイッチングコスト
   6.まとめ

 第4章 交換提携におけるプラットフォームの社会的信頼性
   1.プラットフォームの形成
   2.関連研究のレビュー
   3.モバイルバリュー交換提携ネットワークの現状分析
   4.社会システムの評価モデル
   5.評価モデルの事例検証
   6.全体系における位置づけの確認
   7.社会的信頼性のために
   コラム がんばれ!交通系電子マネー


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第II部 ビジネスから見たモバイルバリュー
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 第5章 仮想通貨の意義 通貨システムの複合性
   1.仮想通貨の意義
   2.通貨システムの複合性
   3.仮想通貨の考察
   4.帰結
   コラム フリー・ビジネスとSNSコミュニティ

 第6章 モバイルバリューの交換実務と消費者の保有状況
   1.ポイント交換の申請から完了までの流れ
   2.データに見るポイント敏感層の行動特性

 第7章 市場調査で捉えるモバイルバリューの姿
   1.おサイフケータイ利用動向
   2.ケータイを通した仮想通貨利用状況
   3.本章で参照したアンケート調査概要

 第8章 モバイルバリューユーザの利用動向
   1.モバイルバリュー利用者のプロファイル
   2.モバイルバリュー利用者のセキュリティに対する関心と対策
   3.サービスのユニバーサルデザイン
   コラム オマケのポイントとパケット代、どっちがお得?

 第9章 モバイルバリューを評価する指標
   1.モバイルバリュー評価の考え方
   2.モバイルバリュー評価の対象業界
   3.モバイルバリュー評価得点
   4.モバイルバリュー評価結果

 第10章 欧州におけるモバイルバリューの事例研究
   1.Nectar Card(ネクター・カード)
   2.Boots Advantage Card(ブーツ・アドバンテージ・カード)
   3.Entropia Universe(エントロビア・ユニバース)
   4.三サービスの特質:プラットフォーム性
   5.むすび


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第III部 モバイルバリューの未来像
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 第11章 モバイルバリューの未来像を語る
   1.電子マネーは制度変更で更に普及する
   2.企業ポイントは体制に影響はないが、企業戦略上の位置づけ見直しの時期に
   3.仮想通貨のモバイルバリューにおけるポジションはあいまいに
   4.バリュー交換ネットワークは秩序を保ちつつ成長する
   5.モバイルバリューバリューの統一インフラは可能か?
   6.お得感の追求をさらに強める利用者の意識
   7.ライフログは消費者に心地よい形が一番
   8.モバイルバリュー決済しかない世界は夢か現実か
   9.海外とのシームレス化は、まずは同種サービスの連携から
   10.携帯電話はバリューの保存・交換・決済の主役であり続ける
   11.モバイルバリューの転々流通は安心感と安全性次第
   12.第四の貨幣、金銭価値以外のバリューに未来はあるか?
   13.まとめ:モバイルバリューの今後を総括
   コラム モバイルバリューの未来像を語る
   コラム モバイルバリューを含めたICチップ利用の遠未来
   コラム モバイルバリューと消費に関する考察

 あとがき:モバイルバリューのその先に
 ご挨拶と研究会概要紹介
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