我が国が抱える現下の最大
![内閣府特命担当大臣(知的財産政策)山本一太](./pic/yamamoto.jpg)
かつ喫緊の課題は経済再生です。この課題を解決するためには、科学技術イノベーションの役割が不可欠であり、科学技術イノベーションなくして日本の経済再生はないといっても過言ではありません。いわば、“INNOVATE OR DIE” と言うぐらいの覚悟で臨むべき難局にあります。
こういった現状認識の下、世界最先端のレベルにある日本の研究開発の成果を科学技術イノベーションにより、実用化・事業化までつなげていくため、「科学技術イノベーション総合戦略」を策定しました。本戦略は、3つの基本的な考え方を有しています。
第一に、科学技術イノベーション政策の全体像を含む長期ビジョンと短期の行動プログラムを有すること
第二に、課題解決型志向の科学技術イノベーション政策の包括的パッケージであること
第三に、産学官連携の役割分担の下、責任省庁を明示し、予算・税制・規制改革等の様々な政策を組み合わせていることです。
また、科学技術イノベーション政策の司令塔としての総合科学技術会議の機能強化の方策についても、予算戦略会議の開催や府省横断型プログラムの創設など、これまでにない方策を盛り込んでいます。
科学技術イノベーションの「骨太の方針」と言える本戦略を、着実かつ強力に実行することで、日本を世界で最もイノベーションに適した国へと創り上げていきたいと考えています。
その思いを込めて、「新次元日本創造への挑戦」との副題を総理に決めていただきました。この新たな挑戦は、まだ第一歩を踏み出したに過ぎません。産学官、全ての科学技術イノベーションに携わる関係者の方々のご尽力をお願いするとともに、私としても一層強力なリーダーシップを発揮して、政策の実現に取り組んでまいります。
平成25年6月 内閣府特命担当大臣(科学技術政策担当)
![山本一太](./pic/yamamoto.gif)