分類:現代産業選書/知的財産実務シリーズ |
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改訂版 侵害予防調査と無効資料調査のノウハウ |
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弁理士・博士(理学)角渕 由英 著
発行 2022年 6月 17日 A5判 290ページ 定価:3,300円 (本体3,000円+税10%) 送料 実費 ISBN978-4-8065-3078-7 |
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はじめに ━━━━━━━━━━━━━ 第1章 特許調査のセオリー ━━━━━━━━━━━━━ 1.特許調査の必要性 2.調査戦略がすべて 3.特許調査の6 W 2 H 4.解決すべき課題・調査目的の明確化 5.費用対効果の最適化 6.検索式の基本・再現率と適合率 7.考える調査 8.調査対象の本質の正確な理解 9.発明を理解する方法 . 従来技術との関係から発明の本質を見抜く方法 . 要素、属性、関係から発明を理解する方法 10.予備検索の重要性と本検索への拡張 11.効率的かつ漏れのない検索式 . 特許分類とキーワードについて . 特許分類の調べ方 . キーワードの調べ方 . 特許分類とキーワードを用いた本検索 . 良い検索式とは . 検索式及び検索についてのチェックポイント 12.特許調査における仮説思考 13. 公報の読み方 14.検索報告書 15.近傍検索 16.特許調査のPDCA サイクルとスキルアップ . PDCA サイクルの回し方 . 「技術」に対する理解とサーチャーとしての成長 . 調査業務と出願権利化の相乗効果 . 弁理士が調査業務で果たすべき役割 ━━━━━━━━━━ 第2章 侵害予防調査 ━━━━━━━━━━ 1.侵害予防調査とは 2.侵害のリスク 3.侵害予防調査の課題・目的と6 W 2 H . What(何を)〜リスクとなり得る権利や出願を知る〜 . Why(なぜ)〜リスクを把握する〜 . Who(誰が)〜高度な知識と能力が求められる〜 . Whom(誰に)〜相手を納得させる調査〜 . When(いつ)〜可能な限り早期かつ段階的に行う〜 . Where(どこで)〜属地主義、権利独立の原則〜 . How(どのように)〜網羅的かつ効率的に〜 . How much(いくらで)〜リスクの大きさとビジネスを考慮〜 4.侵害予防調査が難しい理由 5.侵害予防調査の考え方 . リスクの事前想定 . 自社の「実施行為」の特定 . 他社の「権利範囲」の想定 . 検索式の作成とスクリーニング 6.侵害予防調査のポイント . 依頼者からのヒアリング . 開発初期からの段階的な調査 . 調査の観点と優先度 . リスクに応じた調査範囲の設定 . 侵害予防調査におけるカバー率 . ヒアリングのTIPS . スクリーニングのTIPS . コストを抑えるための「工夫」 7.仮想事例: 機能性表示食品 8.構成要件の充足性と均等論 . 特許権の侵害とは . 特許権侵害の判断方法〜オールエレメントルール〜 . オールエレメントルールの具体例 . 検索式作成の基本 . ありがちな「勘違い」 . 均等論について . 間接侵害 9.古い技術を調査して代替 . 予備検索と分類の検討 . 構成要件毎に分類とテキストを検討 . 検索式の作成 . イ号を探す例 10.意匠権もチェック 11.属地主義と効率的なグローバル調査 . ファミリー単位の調査 . 新興国における調査 ━━━━━━━━━━ 第3章 無効資料調査 ━━━━━━━━━━ 1.無効資料調査とは 2.無効資料調査の課題・目的と6 W 2 H . What(何を)〜「使える」資料を探す〜 . Why(なぜ)〜理由を明確に〜 . Who(誰が)〜調査実施者のマインドが重要〜 . Whom(誰に)〜資料を提示する相手を意識〜 . When(いつ)〜可能な限り早期に実施〜 . Where(どこで)〜資料はどこに存在し得るのか想定〜 . How(どのように)〜レベル感を明確に〜 . How much(いくらで)〜ビジネスの位置付けと規模を検討〜 3.無効資料調査の考え方 . 発明の理解 . 権利範囲や状況の確認 . 審査経過情報、ファミリー情報の確認 . 発明の本質と調査目的の確認 . 調査観点、戦略、仮説の構築 . 検索式の作成と検索の実行、対比・検討 . 対応の決定 4.権利化の阻止および無効化 . 制度の比較 . 情報提供制度について . 特許異議申立について . 無効審判事件の分析 5.無効資料の探し方 . 外国特許文献検索 . 非特許文献検索 . 高度な検索が可能な閲覧用機器 . 予備検索にも有効な「画像検索」と検索のTIPS 6.製品による公然実施 . 事例1 :異議申立における事例 . 事例2 :ノンアルコールビール事件 7.イ号を探す 8. クレーム解釈と無効論との関係 9.進歩性を意識した調査 . 進歩性(容易想到性) . 進歩性の判断 . 動機付けの観点 . 設計変更、先行技術の単なる寄せ集め . 何を探すのか.ストーリーを思い描く 10.課題を探す . 動機付けにおける課題の共通性 . 自明な課題・当業者が容易に着想し得る課題 . 周知な課題の例、登記識別情報保護シール事件 . 課題を探すことの意義 . 効果をクレームアップ 11.技術常識・周知技術を探す 12.数値限定発明 . 数値限定発明・パラメータ発明とは . 新規性について . 進歩性について . パラメータへの着目 . 無効資料調査の例 . サポート要件から見たサーチ 13.用途発明 14.分割出願 . 原出願に記載されてない発明を含む場合 . 分割出願が適法であるための実体的要件 . 分割出願に係る特許権に基づく侵害訴訟 15.優先権主張の利益 おわりに 謝辞 参考文献 索引
http://www.chosakai.or.jp/book/