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特許権・進歩性判断基準の体系と判例理論
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統一的に考える進歩性とクレーム解釈
−「物理・化学の原理とその利用のし方」と「物体系・物質系の発明の分類」から−
弁護士・弁理士・工学修士 影山光太郎  著

発行 2017年 11月 17日 A5判 270ページ

本体 3,000円(+税)  送料 実費

ISBN978-4-8065-3008-4


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   内容紹介 イメージ
原理・利用の分析による統一的な進歩性判断とクレーム解釈

 本書では、発明についての見解とそれから導かれる発明の分析手法に基づいて、進歩性判断、特許請求の範囲(クレーム)の解釈等について、より合理的な解明を目指しております。特に進歩性の判断は、特許法上の問題の入口であり出口であります。入口という意味は、特許法を学べば誰でも早期に出会う問題であることであり、出口という意味は、特許権を与える行為の基準を設けるという究極の困難な問題だからであります。

 初学の方にも理解いただけるように基礎的なところから論じられており、原理とその利用のし方をベースに物体系・物質系の分類も加え、進歩性及びクレーム解釈について、統一的に解する筆者の考え方を記した本書は、他に類を見ない一冊となっております。


主要目次
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第1章 発明の意味
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第2章 私見の柱たる本見解
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1 、本見解1
2 、本見解2 − 一般の発明成立段階
3 、本見解2 − 実験による発明成立の場合
4 、本見解1 と2 の合理性
5 、本見解に基づく特許法上の問題の究明
6 、本見解と構成要件分説説、進歩性、クレーム解釈等
7 、トゥリーズとの関係

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第3章 発明の特許化、進歩性、技術的範囲
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1 、特許発明と発明の特許化
2 、発明の特許化の実際
3 、特許法の構成
4 、発明の特定(要旨)、特許要件と技術的範囲

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第4章 原理とその利用のし方(1)− 技術、発明、特許化の解明
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1 、原理とその利用のし方に基づく技術、発明、特許化の解明
2 、原理とその利用のし方からの解明

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第5章 原理とその利用のし方(2)− 発明の分析とその具体例
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1 、原理・原理の利用・利用のし方による発明の分析
2 、原理・原理の利用・利用のし方の具体例− 原理での相違
3 、原理・原理の利用・利用のし方の具体例− 原理の利用での相違
4 、原理・原理の利用・利用のし方の具体例− 利用のし方での相違
5 、原理の利用と利用のし方における組み合わせ(ベルヌーイの定理についての整理) 
6 、原理・原理の利用・利用のし方の発明例による検討

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第6章 原理とその利用のし方(3)− 本見解及び「形状・構造・物性とその変化の要因」との関係
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1 、原理・原理の利用・利用のし方と本見解1 、2
2 、原理・原理の利用・利用のし方と「形状・構造・物性とその変化の要因」

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第7章 審査基準による発明の特定、構成要件分説説の検討
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1 、発明の特定について物体系・物質系との関係
2 、構成要件分説説の検討

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第8章 進歩性関係(1)− 判断の手順
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1 、進歩性とその判断枠組
2 、課題の進歩性との関係での位置付け
3 、進歩性判断の手順と適用の実際
4 、引用発明

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第9章 進歩性関係(2)− 従来例の批判と私見による検討
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1 、従来の進歩性、非容易想到性の批判− 判例
2 、従来の進歩性、非容易想到性の批判− 審査基準
3 、従来の非自明性の批判− 課題-解決手段アプローチ
4 、従来の進歩性、非容易想到性、非自明性の検討− 私見と補説
5 、原理・原理の利用・利用のし方の相違と非容易想到性
6 、原理・原理の利用・利用のし方を判例に適用した検討

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第10章 進歩性関係(3)− 原理が分かり難い場合の対処、後知恵の排除、進歩性否定に対する対処
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1 、原理が分かり難い場合の対処
2 、後知恵の排除
3 、進歩性がないとされた場合の対処

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第11章 進歩性関係(4)− 発明のし方等
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1 、形状・構造・物性とその変化の要因との関係
2 、進歩性がある発明の形成される経過、動機
3 、原理・原理の利用・利用のし方からの発明のし方

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第12章 クレーム解釈関係(1)− 特許侵害訴訟
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1 、クレーム解釈と特別法・一般法
2 、構成要件分説説の検討の補遺
3 、特許侵害手続と立証責任
4 、特許侵害訴訟の判例と検討

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第13章 クレーム解釈関係(2)− 均等論
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1 、均等論
2 、均等の成立要件について原理とその利用のし方からの解明
3 、均等論と進歩性における容易想到性の異同
4 、パイオニア発明について
5 、原理・原理の利用・利用のし方の観点に基づく他説との比較・検討
6 、米国とヨーロッパにおける均等論適用の状況

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第14章 クレーム解釈関係(3)− 利用関係
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1 、利用関係の概要及び原理・利用との関係
2 、利用関係の判例と検討

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第15章 特許庁・裁判所における手続
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1 、手続の概要
2 、具体的な手続
3 、手続の関係− 審査、審判、審決取消訴訟、侵害訴訟、特許無効の抗弁、知的財産仲裁センター
4 、進歩性、特許侵害訴訟等についての手続上の留意点



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