分類:現代産業選書/知的財産実務シリーズ |
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技術からの 法律と経済・経営と社会のひとつの見方 |
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弁護士・弁理士・工学修士 影山光太郎 著 発行 2022年 11月 16日 A5判 280ページ 定価:3,300円 (本体3,000円+税10%) 送料 実費 |
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著者略歴 |
影山 光太郎(かげやま こうたろう) 1944年愛知県生まれ。66年東京大学工学部合成化学科卒業。68年同大学大学院工業化学専門課程修士課程修了の後、AGC(旧旭硝子)鞄社。 82年弁護士登録。84年弁理士登録。東京都中央区銀座2-5-7(TEL:03-3564-0811)で影山法律特許事務所を主宰。熊本大学、東北大学未来科学技術共同研究センターシニアリサーチ・フェロー。主として知的財産権関係、大学・企業再建・清算関係事件などに携わる。
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第1章 技術(1)− 技術の見方、技術を考察する基準 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 、技術の意味 2 、技術・発明のエッセンス( 1 )− 物体系と物資系の分類。6つの要因 3 、技術・発明のエッセンス( 2 )− 原理の重視。原理・原理の利用・利用のし方 4 、技術・発明のエッセンスと社会の見立ての共通性と合理性 5 、技術の二次元的整理、技術を考察する基準 6 、技術の三次元的考察 7 、三次元的考察の例 8 、技術の時系列による考察 9 、研究、技術開発におけるマネジメント 10 、技術の方向 11 、熱力学的考察 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第2章 技術(2)− 技術の利用、画期的な発明の生まれる素地他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 、エアサイクル住宅とその技術の二次元的整理、三次元的考察に基づく分析 2 、技術の発展の流れ 3 、物体系・物質系の産業(製造業)、製品との関連 4 、画期的な発明とその生まれる素地 5 、「選択と集中」「薄く広く」、一極集中型・分散型 6 、科学と技術と発明と特許(ノウハウ)と産業 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第3章 技術(3)− 脱炭素技術と再生可能エネルギー、原子力発電の問題 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 、地球温暖化 2 、各種産業の脱炭素技術の概観 3 、世界のCO2排出量 4 、電源構成と再生可能エネルギー 5 、原子力発電の利用 6 、エネルギー安全保障 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第4章 法律との関係(1)− 技術を促進する法律と制約となる法律 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 、法律の意義と「技術」 2 、技術を促進する法律 3 、財産権、ノウハウ 4 、技術の制約となる法律 5 、脱炭素法(改正地球温暖化対策推進法) 6 、環境権 7 、技術の独占と競争の自由の調整 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第5章 法律との関係(2)− 知的財産権制度他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 、知的財産権制度 2 、実用新案権侵害訴訟の例 3 、特許法と著作権法、著作権の構成(著作権、著作者人格権、著作隣接権) 4 、国際的留意点 5 、ヨーロッパ大陸法系と英米法系 6 、法曹関係者に理科系(技術系)の人間の必要 ━━━━━━━━━━ 第6章 経営との関係 ━━━━━━━━━━ 1 、イノベーション 2 、イノベーションと二次元的整理、三次元的時系列による考察 3 、乗り越えなければならない3つの障壁 4 、包括的技術評価 5 、技術の実用化、製品化段階における着想(原理)と着想の具体化(モデル) 6 、画期的な発明とその生まれる素地の二次元的整理、三次元的・時系列による考察 7 、技術・製品の組み合わせ型とすり合わせ型、コア技術、ニッチ産業、What to do とHow to do 8 、いわゆる「破壊的イノベーション」 9 、技術標準と特許 10 、経営者、技術者の心構え ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第7章 経済との関係(1)− 産業革命他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 、産業革命 2 、産業革命と社会 3 、再生可能エネルギー導入の視点 4 、SDGs との関係。ESG投資との関係 5 、人口増の問題 6 、日本人はなぜinventiveか。理科教育・技術教育・理科的文科人技術的素養の評価、理科系の欠点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第8章 経済との関係(2)− 技術進歩と資本主義社会主義 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 、技術進歩による社会への影響− 格差の拡大、労働量の喪失。資本主義において顕著 2 、社会主義の問題点 3 、資本主義と社会主義のエッセンス 4 、資本主義、社会主義の是正策の例 5 、資本主義と社会主義についての私見 6 、アングロサクソン型資本主義とライン型資本主義、大家族主義経営、多様性の重視 7 、特に技術から見た資本主義・社会主義・全体主義。資本主義の是正と私見 8 、経済との関係における結論 ━━━━━━━━━━ 第9章 社会との関係 ━━━━━━━━━━ 1 、エントロピーとエントロピー増大の法則 2 、エントロピーの理論の類推の試み 3 、エントロピーの理論の社会現象への類推の例 4 、エントロピーの社会への類推のさらなる考察とまとめ 5 、エントロピーの理論の本書との関係 6 、民主主義・権威主義の程度と態様。民主主義・権威主義と資本主義・社会主義。社会の最適域 7 、家族類型からの補言 8 、着想(原理)と着想の具体化(モデル)の類推適用 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第10章 技術からの発明のし方・その特許化、技術資料の利用法 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 、発想のし方一般 2 、発明のし方一般: 特許公報、特許情報プラットフォーム、国際特許分類の利用 3 、TRIZ(トゥリーズ)の方法 4 、TRIZの発明原理 5 、TRIZの発明原理と技術発明のエッセンス(1) (2)との関係 6 、発明のし方: 本書で述べたところから 7 、筆者の経験からのポイント(1)− 負圧の利用 8 、筆者の経験からのポイント(2)− センサーに着目 9 、特許化 10 、結語 ━━━━━━━━━━━━ 第11章 まとめとあとがき ━━━━━━━━━━━━ 1 、本書のまとめ 2 、あとがき 索引(事項、人名) 索引(著作、論文)
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