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財団法人経済産業調査会 出版案内
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技術と発明と特許のあいだ  ―実務に役立つ技術論の体系的考え―
影山光太郎 著
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本書は、「技術をいかに社会に生かすか」という視点を基に、科学→技術→発明→特許→産業・社会という技術の進展の中で、それぞれの差異を分析し、その機能を解明しようとするものであります。そして特に中心となる技術→発明→特許に着目しております。
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物体系と物質系の特許発明と技術  ―発明の解明とし方のための外観・性質からの分類―
影山光太郎 著
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本書では、物体系、物質系の分類、また、これを構成するエッセンスである「物体の組み合わせ、形状、構造、物質の物理的性質、化学的性質、物性の変化」の6つの要因を基礎として、技術・発明・特許を分析しております。
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技術からの
法律と経済・経営と社会のひとつの見方
-包括的な技術論の試み-
弁護士・弁理士・工学修士 影山光太郎  著

発行 2022年 11月 16日 A5判 280ページ

定価:3,300円 (本体3,000円+税10%)  送料 実費

ISBN978-4-8065-3082-4


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   内容紹介 イメージ
技術がどのように社会に生かされ、また生かされるべきか?

 本書は、技術を中心として技術に関する法律、経済、経営、社会について、「技術がどのように社会に生かされ、また生かされるべきか」という観点から述べております。

 前著「技術と発明と特許のあいだ−実務に役立つ技術論の体系的考え−」では、技術について、その形成から社会における利用に向けて、いわば直線的に見るものであり、そして、直線的であるための深みもあった。これに対し、本書では、技術を中心として技術に関する法律、経済、経営、社会について、いわば平面的に見ようとするものであります。そして、技術から見た法律、経済、経営、社会について、相関性がある見方にしようと試みております。やはり一つの技術論の考えであるので、副題を「包括的な技術論の試み」としました(そして、エントロピーの類推を一つの方向・尺度として考えた)。また時事的に、興味深い、または筆者の懸念する事項も取り上げております。

 特許実務者や技術者の方はもちろんですが、読みやすいように留意して著されておりますので、技術に関心を持ち、あるいは技術をいかに社会に生かすかについて、関心を有する専門家以外の方にも広く読んでいただけたら幸いであります。

   著者略歴  イメージ
影山 光太郎(かげやま こうたろう)
1944年愛知県生まれ。66年東京大学工学部合成化学科卒業。68年同大学大学院工業化学専門課程修士課程修了の後、AGC(旧旭硝子)鞄社。
82年弁護士登録。84年弁理士登録。東京都中央区銀座2-5-7(TEL:03-3564-0811)で影山法律特許事務所を主宰。熊本大学、東北大学未来科学技術共同研究センターシニアリサーチ・フェロー。主として知的財産権関係、大学・企業再建・清算関係事件などに携わる。


主要目次

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第1章 技術(1)− 技術の見方、技術を考察する基準
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1 、技術の意味
2 、技術・発明のエッセンス( 1 )− 物体系と物資系の分類。6つの要因
3 、技術・発明のエッセンス( 2 )− 原理の重視。原理・原理の利用・利用のし方
4 、技術・発明のエッセンスと社会の見立ての共通性と合理性
5 、技術の二次元的整理、技術を考察する基準
6 、技術の三次元的考察
7 、三次元的考察の例
8 、技術の時系列による考察
9 、研究、技術開発におけるマネジメント
10 、技術の方向
11 、熱力学的考察

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第2章 技術(2)− 技術の利用、画期的な発明の生まれる素地他
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1 、エアサイクル住宅とその技術の二次元的整理、三次元的考察に基づく分析
2 、技術の発展の流れ
3 、物体系・物質系の産業(製造業)、製品との関連
4 、画期的な発明とその生まれる素地
5 、「選択と集中」「薄く広く」、一極集中型・分散型
6 、科学と技術と発明と特許(ノウハウ)と産業

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第3章 技術(3)− 脱炭素技術と再生可能エネルギー、原子力発電の問題
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1 、地球温暖化
2 、各種産業の脱炭素技術の概観
3 、世界のCO2排出量
4 、電源構成と再生可能エネルギー
5 、原子力発電の利用
6 、エネルギー安全保障

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第4章 法律との関係(1)− 技術を促進する法律と制約となる法律
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1 、法律の意義と「技術」
2 、技術を促進する法律
3 、財産権、ノウハウ
4 、技術の制約となる法律
5 、脱炭素法(改正地球温暖化対策推進法) 
6 、環境権
7 、技術の独占と競争の自由の調整

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第5章 法律との関係(2)− 知的財産権制度他
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1 、知的財産権制度
2 、実用新案権侵害訴訟の例
3 、特許法と著作権法、著作権の構成(著作権、著作者人格権、著作隣接権) 
4 、国際的留意点
5 、ヨーロッパ大陸法系と英米法系
6 、法曹関係者に理科系(技術系)の人間の必要

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第6章 経営との関係
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1 、イノベーション
2 、イノベーションと二次元的整理、三次元的時系列による考察
3 、乗り越えなければならない3つの障壁
4 、包括的技術評価
5 、技術の実用化、製品化段階における着想(原理)と着想の具体化(モデル) 
6 、画期的な発明とその生まれる素地の二次元的整理、三次元的・時系列による考察
7 、技術・製品の組み合わせ型とすり合わせ型、コア技術、ニッチ産業、What to do とHow to do
8 、いわゆる「破壊的イノベーション」
9 、技術標準と特許
10 、経営者、技術者の心構え

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第7章 経済との関係(1)− 産業革命他
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1 、産業革命
2 、産業革命と社会
3 、再生可能エネルギー導入の視点
4 、SDGs との関係。ESG投資との関係
5 、人口増の問題
6 、日本人はなぜinventiveか。理科教育・技術教育・理科的文科人技術的素養の評価、理科系の欠点

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第8章 経済との関係(2)− 技術進歩と資本主義社会主義
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1 、技術進歩による社会への影響− 格差の拡大、労働量の喪失。資本主義において顕著
2 、社会主義の問題点
3 、資本主義と社会主義のエッセンス
4 、資本主義、社会主義の是正策の例
5 、資本主義と社会主義についての私見
6 、アングロサクソン型資本主義とライン型資本主義、大家族主義経営、多様性の重視
7 、特に技術から見た資本主義・社会主義・全体主義。資本主義の是正と私見
8 、経済との関係における結論

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第9章 社会との関係
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1 、エントロピーとエントロピー増大の法則
2 、エントロピーの理論の類推の試み
3 、エントロピーの理論の社会現象への類推の例
4 、エントロピーの社会への類推のさらなる考察とまとめ
5 、エントロピーの理論の本書との関係
6 、民主主義・権威主義の程度と態様。民主主義・権威主義と資本主義・社会主義。社会の最適域
7 、家族類型からの補言
8 、着想(原理)と着想の具体化(モデル)の類推適用

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第10章 技術からの発明のし方・その特許化、技術資料の利用法
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1 、発想のし方一般
2 、発明のし方一般: 特許公報、特許情報プラットフォーム、国際特許分類の利用
3 、TRIZ(トゥリーズ)の方法
4 、TRIZの発明原理
5 、TRIZの発明原理と技術発明のエッセンス(1) (2)との関係
6 、発明のし方: 本書で述べたところから
7 、筆者の経験からのポイント(1)− 負圧の利用
8 、筆者の経験からのポイント(2)− センサーに着目
9 、特許化
10 、結語

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第11章 まとめとあとがき
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1 、本書のまとめ
2 、あとがき

索引(事項、人名)
索引(著作、論文)




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